レンドルミンという睡眠薬があります。一般名はブロチゾラム。日本では1988年より発売されている短時間型のヘンゾジアゼピン系睡眠薬です。
ちょうど10年前、父からもらったレンドルミンの販促のCDにはリムスキー・コルサコフ作曲の交響組曲シェヘラザートの第3楽章《若い王子と王女》が収録されていました。
バンクーバーオリンピック男子フィギュアスケート金メダリストのライサチェク選手が使った曲です。去年はキム・ヨナ選手も使ったようです。
ボクにとってはクラシック音楽にはまるきっかけになった曲です。
そのCDのコンセプトは睡眠薬の販促らしく「ぐっすり眠るクラシック」的だったはずでしたが、好きな曲は眠くないことが分かりました。
それ以前もクラシック音楽は好きで音楽の授業で聴いた「モルダウ」だの「新世界より」「第九」「組曲『惑星』」あたりは全曲聴いてみたいと思いCDを持っていたのですが…爆発的に増えたのは「シェヘラザード」を全曲聴こうとクラシック好きの友人にCDを借りたことを契機としています。
そこから先は泥沼です。CDは数百枚買ったし、コンサートにも数十回通っています。
ちなみにボクの10年間の音楽における3大事件は2001年7月の朝比奈隆のブルックナー、2002年10月のピエール・ブーレーズのストラヴィンスキー、2005年8月のクラウディオ・アバドのマーラーです。
…この数年は不振ですね。でも懲りずに今週末も札幌交響楽団の定期演奏会を聴きに行きます。ショスタコーヴィチの交響曲第8番(!)。実演では初めてです。
この10年は交響曲ばかり聴いてきました。今後も聴き続けます。まだまだ全然飽きません。
そして次の10年はピアノも聴きます。最近は家でも職場のデスクでもベートーヴェンのピアノ・ソナタばかり聴いています。交響曲にもまったく劣らない聴き応えのある32曲。あとにはシューベルトもモーツァルトもショパンも控えています。
バッハも聴きたいし、弦楽四重奏も好きだし…一生かかっても極められないでしょう。
よくよく考えてみると「シェヘラザード」は急性増悪のきっかけとはなりましたが、元々は小中学校の音楽の授業が病因です。一生をかける価値のある趣味のきっかけをくれた義務教育に感謝しています。
10周年を記念して3回シリーズです(誰も読みたくないって!)。