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分化と自由

すべての人間(に限らないが)は一つの細胞に由来します。

その一つの細胞は分裂を繰り返し、胚盤胞期の内細胞塊は胚性幹細胞として外的な刺激により、理論上はあらゆる組織へと分化することができます。

分化する、とは簡単に言えば特定の働きをもつ状態へ変化することであり、多くの場合は不可逆です。最終的な分化の先には死が待つだけです。

人間も同様で、生まれた時には未分化な状態で、理論上はどんな人間にもなり得ります。そして外的な刺激によって成長し、特定の働きを持つようになります。次第に未来における自由度は減少し、最後は死にます。

細胞の一生の集合体が人間の一生であるとはいえ、細胞と人間は違うので、もちろん厳密に対応するワケではありません(細かいことは突っ込むなという意味)。

医学部に進学した時点でかなり「分化」してしまったのではありますが、そろそろもう一段階分化しなくてはならない時期です。

研修病院を選ぶのもある意味では分化でしたが食道の基底層が傍基底層になるくらいです(?)。

困ったことに、この段階における分化は試験を受けるでもなく、逆らい難い何かに命令されるわけでもなく自由です。

多くの弱い人間は、自由を使いこなすことよりも自由を権力に預けて支配されることを望みます。もっとも幸福な政体とは「きわめてすぐれた君主による独裁」と誰かも言っていました。

「大審問官」や、かつて東側諸国から西側へ脱出した人達が言うように自由とはなければ求めるもので、手に入れると耐え難いもののようです。ボクも同様です。

「医局に入る」ということは「自由を権力に預けて分化する」というと大げさでしょうか。医局にかつてほどの権力はありませんが。

なんというか、この段階の分化における自由が最後の自由のような気がします。耐え難いものなのに失うのはイヤ。それゆえダラダラと避け続けてきたのでしょう。

別に幼若化して化生する…つまり再出発して別方向に向かうのはいつでも自由なんだけどエネルギーの要ることです。


…相っ当大げさに書きましたが、実際は特に深刻にも考えず、来年の四月から札幌医科大学の病理学第一講座の大学院に行くことになりました。

同じ医師には何かの役に立つ可能性はありますが、それ以外の人には直接は何の役にも立たない穀潰しとなることでしょう。申し訳ありません。

まだ、死を持つばかりの分化段階ではないですが、造血幹細胞に置き換えたら確実にCD34は陰性になる気がします(?)

ニンジンの対義語

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小生思うにトマトではないかと。

幼少の頃よりトマトは好きでした。今でも大好きです。おもな食べ方は生食です。

何もかけなくとも、ソースをかけても、マヨネーズをかけても美味しいです。オリーブオイルと塩とバジル(できればタマネギも)が最近の流行です。砂糖をかけるという人もいますがボクはかけません。

近年はトマトをスープやパスタに使うことを憶えました。

そして、こないだイタリア料理の本を買いました。読んでいるだけで楽しいです。プッタネスカ、ニョッキのミートソース和え、海の幸のパスタ、ミネストローネ。いずれもトマトを使用しました。

トマトが好きすぎて、前世はイタリア人の可能性を疑います。そういえばこれまでの海外旅行は全て(と言っても3回だけど)イタリアが入っています。

上記写真。盛りつけは相変わらずセンスが感じられませんが、味は悪くありませんでした。ワインが飲みたくなりました。ワインを美味しく飲むための料理、が最終目標です。

ちゃんと仕事してるのか、って?

千と千尋の神隠し

当直がまもなく終わります。

「千と千尋の神隠し」が見たいから頼むから21時から23時半までは患者来ないで~と祈っていたのに。

不安定狭心症とか来るから殆ど見られなかったぁぁ(涙)

予備校生の頃に映画館で見ましたが、当時も今も好きです。最近(といっても8年前だけど)の中ではベストです。

ところで、「千尋」は名前を奪われることで支配されます。

ゲド戦記では万物の「まことの名」を唱えることにより魔法をかけます。

中国(少なくとも三国時代)では本名は親や目上の人だけが呼ぶもので通常は「あざな(字)」が用いられました。

また親の名前の一字をもらうとかはありえないことで、親の名前に含まれる字は生涯使うことすら許されなかったのだとか。

日本でも直接名前を呼ぶのは失礼とされ「かしこきあたり」「お内裏様」など天皇の呼び方は建物の名前を用いたりしてぼかされたていました。

また、「名を聞く」という行為は求婚に等しく、それに答えるということは「オーケー」という意味でもありました。万葉集のはじめの歌がそうでした。

籠もよみ籠持ち  
ふくしもよみぶくし持ち  
おの丘に菜摘ます兒  
家聞かな「名告らさね」  
そらみつやまとの國はおしなべて 
吾こそをれしきなべて吾こそませ
告らめ家をも名をも

どうも名前とは魂が宿るものなのかもしれません。世界中で名前というものは大切にされているようですね。

名前の文化人類学とか興味あるけど…そんな学問ないのかな?

…とにかく読めない当て字のお子様の名前は困ります。


よーし。終わったぁ。当直明けですが水泳部の正式新歓へと旅立ちます。

道道139号線/江別奈井江線の使用経験とその有用性の考察

要約
砂川IC⇔江別ICの側副路として道道139号線/江別奈井江線の使用を経験したので、ほかのルートと比較を交え、その有用性と問題点について検討した。

背景
 北見から札幌へ行く際に多くの人は国道39号を旭川方面へと向かい「上川層雲峡」より旭川紋別道(国道450号)へと接続するというのが定石である(近年、北見峠をトンネルで省略する方法も発達しているがここでは述べない)。そこからは道央道を使用し札幌へ行くルート、主に国道12号を使用するルート、あるいは国道275号を使用する方法の3つに大別される。後二者は通行料金がかからない利点と引き換えに渋滞や、低速車への追い越し禁止のイライラが問題となっている。今回、筆者は高速道路を使用しないで旭川と札幌を行き来する方法のうち特に砂川IC⇔江別ICの側副路として道道139号線/江別奈井江線の使用を経験したので、若干の考察を交えて報告する。

対象と方法
乗員:1名(26歳男性、普通自動車第一種運転免許)
車種:フォルクスワーゲン ポロ 2006年型
ナビゲーションシステム:搭載なし
ETC:搭載なし
方法:上川層雲峡と奈井江砂川IC間は道央道使用し、一部国道12号を経て道道139号/江別奈井江線を使用した。地図を携帯していなかったので青看板の表示、太陽の位置、石狩川の流れをもとに走行した。

結果
 上川層雲峡と奈井江砂川IC間の高速料金は2150円であり、札幌IC間まで使用した3600円と比較して約4割の節約となった。時間的には高速道路を使用した場合の北見⇔札幌間の時間と比較して1時間程度の延長であったと見込まれる。

考察
 「時間をとる」か「金額をとる」かという問題は時と場合、また個人の価値観による差異があり確定的なことはいえない。しかし、高速道路のみを運転した場合、高速に感覚が慣れてさらにスピードを出し始めるポイントとして、また一般国道のみを運転してイライラが募り始めるポイントとして砂川付近というのは分岐点と言える。今回の使用経験にて通行量が少なく、かつ道路整備の状態からスピードもある程度までに抑制できる道道139号/江別奈井江線の使用は有意義との印象を得た。
 問題点としては道路整備の問題で高速走行時はかなり揺れ、稀にジャンプの危険を伴うことや看板の案内に乏しく起点から終点まで道道139号/江別奈井江線を外れないことが困難であるという点が挙げられる。実際に筆者も初回走行時は誤って国道275号に出てしまった。2度目は完走したが夜間かつ雨天であり、異常に急峻なカーブが多く照明に乏しい本道路を走行するのは心細かったということは特記に値する。
 以上より晴れた昼に、特に急いでいないのであれば本道道を使用することはほかのルートの欠点をカバーするとの結論を得た。
 文献的には道道139号/江別奈井江線を愛用するドライバーがこれまでにも報告されている。興味のある方は「r139愛好会(^^;」と検索されたい。印象が筆者と似通っていた。

結語 
 ETCを搭載していると土日は高速料金が1000円となる事実に対して筆者の車には搭載していないことが今回の最大の問題点と言える。今後の搭載を検討したいが、道道139号/江別奈井江線もまた使用したい。

Dissemination→Budding

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大腸癌の浸潤先進部において、単個の癌細胞、あるいは腺管構造を作らない小塊状~索状の癌胞巣の存在を 「budding(簇出)」と定義して、これが1ヶ所以上認められれば 「陽性」とします。

budding陽性はリンパ節転移のrisk factorとなっていることが分かっており、内視鏡治療後の切除標本にbuddingが認められた場合、追加腸切除が検討されることになります。

唐突に何を?という気もしますが、ほうれん草が発芽(budding)したのと、大腸癌の簇出(budding)について勉強したのが重なっただけです。ふざけているわけではありません。

Dissemination☆

連休中の当直は悲惨です。次々と積まれていく待ちカルテと「早く回せ」オーラを出している看護師を前にすると筋肉痛だという事実を完全に忘れました。

それでも前日の当直に比べたら全然ラクみたいでした。何だかんだで寝ましたから。

当直明けにはまさかの解剖。行ったときにはほぼ終わっていましたが。。。

チョット昼寝してプールで泳いで…

播種しました。

播種っつーと「P1でStageⅣ」みたいな感じですが、種を蒔くことを播種って言うんですね。むしろそっちの方が元々の意味みたい。

実家の庭にほうれん草の種を蒔きました。なぜ、ほうれん草か?と言いますと食べたかっただけです。にんじんとか有毒な植物は論外です。

幼少の頃は様々なモノを植えていました。ゲンノショウコやドクダミやペパーミントを公園の敷地に自生させようとしたり(数年間は成功しましたが現在は絶滅しました)。何故か甜菜も育てました。柚子とレモンの木は鉢植えになってまだ生きています。

しかし、やはり食べられるものを植えるのが一番ですね。上記のような怪しげな植物以外のまっとうな食物を育てるのは実に久しぶりです。

果たして育つのか?「草」なんだから大丈夫と信じて…(?)

取り敢えずちゃんと石灰はまきました(ほうれん草は酸性土に弱い)。

ほうれん草の次は大根を育てる予定です。大根は間引きした葉っぱもみそ汁に入れたり、おひたしにするのが好きなので楽しみです。

世間なみに

今年も連休を貰ってしまいました。いいんだろうか医者2年目。仕事は5日の当直だけです。

しかし、当直も油断できません。先日の当直で胃腸炎をうつされました。カルテに書いたことと自分が同じ症状でした。当事者はツラいということを再確認しました。まぁ、診断は当たっていたことが確認できてよかったね、ということにします。

さて連休の過ごし方です。

ちょうど京都で学会があるので、それに行くのもアリでしたが…いいや。東京ならともかく。

東京はというと…コンサート日程もいまいちです。飛行機に乗っていくほどではありません。

海外…にいく時間はないし。感染もしたくない。

美瑛で泳ぎまくるってのは…命にかかわる。

となるとやはり札幌か。

…勉強でもしてろ、ってな。

ピンクピンクピンク

当院の研修医の現況ではございません。少なくともボクとは関係ありません。

ただいま病理診断部にて研修中です。1日中HE(ヘマトキシリン・エオジン)染色された標本を見ています。ピンクが夢に出そうです。

標本切り出しなんかもやっています。この道30年の指導医は魚屋よりも巧く魚をさばけると自慢しています。ボクも3ヵ月もすればイカソーメンを作る技術が飛躍的に向上する見込みです。

数年ぶりに「標準組織学」を引っ張り出して「正常」を勉強しています。まずはそこからです。組織学の教科書の正常とは違うけども、病気とは言えない状態もあるので侮れません。

外科で研修していた頃はボクにとって病理診断とは「正解」を意味していました。しかし、実際に診断する立場に立ってみると迷う、迷う。「正解」ではなくてあくまで「診断」でした。

臨床診断が間違っていても、画像診断が間違っていても、手術所見が間違っていても病理診断で訂正可能です(取り返しがつかないということは勿論あるけど)。よく言われることですが病理診断は最終診断です。次はありません。

「本当に正解」かどうかは別として「正解として」扱われます。

今のボクは指導医のチェックが入るけど、一人で決めるとなるとすごいプレッシャーです。よく分からないけど…決めなきゃならないし、その決定によって治療方針が決まることなんてザラですから。

指導医に聞いても指導医が迷うことだって多々あります。

今日は指導医がこれまで病理医としてやってきて初めてつけた診断名があったようです。

ホントに奥が深い。まだ始めてわずか2週間ですが、やってみないと分からないことです。

タイトルが「ピンクピンクピンク」のクセに少しマジメなことを書いてしまいました。

定額給付金のゆくえ

ボクのトコにも定額給付金云々の書類が届きました。なんだか文字が多くて手続きが面倒そうです。12000円分働くよりは遥かにラクだとは思いますが。

でも。いつも政府には金を取られるばかりでしたが、くれるというのです。張り切ってもらう所存です。

そして政府の方針に従ってどどーんと使うつもりです。

①医学書購入
画像アトラスを持っていないので。何か欲しいところです。

②CDを購入
ブラームスの主要作品全集46枚組。4月30日発売。

…政府がお金くれなくても買いそうです。。。

そういえば10年前の地域振興券ではMDウォークマンを買いました。今では退役していますが「定額給付金ではアレを買った」と記憶に残るものがいいですね。

③ミルチのカレーを12000円分注文。
先日久しぶりにミルチのカレーを食べました。冷凍のヤツです。美味しかった~学生の時の方が食が豊かだった気がします。きっと記憶にも残る。

でも政府からもらった12000円全額でもってカレーを購入した、となると「若気の至り」という記憶にしかなりません。

④腕時計
⑤旅行
金額が足りません。

12000円を元手にミニ株でも始めるか…天皇賞の方が現実的か(最近は競馬よく知りません)。。。記憶というか後悔が残る気がします。

うーん。

そういえば湯飲み茶碗欲しいんだよなぁ。

⑥マイセンの湯飲み茶碗
でも買おうか。。

しかし。気に入ったのが見つからない。。。

やっぱり政府の方針に反して貯金しようかなぁ?

夜のお仕事デビュー

今日で外科研修は終わりです。

外科で学んだことは「気を利かせる」ということです。あらゆる場面でその時に自分にできるか、すべきかを考えて動くことが求められました。

明日からは病理。賛否両論です。外科からは賛成、循環器内科からはブーイングです(笑)

さて全館当直にデビューしました。

一年目の頃は「見習い」だったので自分で判断して何かをすることはあまりありませんでした。

二年目になると一次救急は研修医が問診、検査、処方まで全部やります。困ったり、入院適応の場合は上級医を呼ぶのです。

昨日は胆嚢炎、食中毒、風邪、動悸、大動脈解離疑い(オーバートリアージ)…など内科、循環器内科、消化器内科の知識でカバーできる患者さんばかりで比較的楽でした。

そして明け方。主訴は心窩部痛。AGML、急性膵炎、胆石発作、アニサキス症、尿路結石…色々考えて採血もとって…最後にCTとったら腫大したアレの中に光るものが…!

もう一度おなかを触ると今度は右下腹部に圧痛ありました。ええ。ボクが国家試験の必修問題で何を思ったか「圧痛はない」を○としたアレでした。

すぐ外科にコール。外科の最終日に「お礼参り」となってしまいました(苦笑)

免許を貰って一年が経ち、何も成長していない気がしていましたが…大きならせん階段みたいものなのかもしれませんね。

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